用語集

あ行

スペシャルオリンピックスのスポーツ活動に参加する知的障がいのある人を、「アスリート」と呼んでいます。知的障がいのある6歳以上の人ならば、誰にでもアスリートとして参加する資格があります。
スペシャルオリンピックスで競技をしている時、または競技から離れた時、そのどちらにおいてもスペシャルオリンピックスに参加し可能性を広げたいと思っているアスリートをトレーニングしサポートするプログラムです。
ユニス・ケネディ・シュライバーは2009 年8 月11 日、逝去しました。彼女の功績をたたえ、2010年から9 月第4 土曜日を“EKS デー”としています。
スペシャルオリンピックス(英語: Special Olympics、略称:SO)のこと
1994年11月27日国内本部組織「スペシャルオリンピックス日本」が、国際本部より認証を受け熊本市で発足しました。(会長:細川佳代子)  この日を記念して毎年開催される記念イベントがSOデーと呼ばれています。 正確には、11月27日がスペシャルオリンピックス日本が誕生した日ですが、SOデーのイベントは、この日を中心に開催されます。

 

か行

スペシャルオリンピックスには、夏季・冬季それぞれ4年に1度、世界150カ国以上の人々が参加して行われるワールドゲーム(世界大会)があります。またその他にも、日本全国の地区組織からアスリートが参加するナショナルゲーム(全国大会)、地域で開催する地区大会など、さまざまな規模の競技会・大会を開催しています。不定期ですが、アジア・パシフィック地区の大会に招待され、出場する機会も少なくありません。
スポーツプログラムの最終回(9回目)に行う、プログラム(週1回/2時間×8回が基本)単位で行うトレーニングの成果を発表する競技会を意味します。
スペシャルオリンピックスの活動においてコーチは欠かせない役割のひとつです。アスリートと一緒に汗を流し、スポーツマンに必要なスポーツの技能と競う精神を伝えるのがコーチの大切な役割です。
コーチ/ボランティアとして、スペシャルオリンピックスのスポーツトレーニングプログラム(日常プログラム)に参加する際に受講していただく研修会です。研修内容は3部構成となっており、 1.ゼネラルオリエンテーション(スペシャルオリンピックスの概要) 2.アスリート理解(アスリートと共に) 3.当該競技の講義と実技、を行います。 全47地区組織・設立準備委員会の開催要請を受け、スペシャルオリンピックス日本から講師派遣を行います。コーチクリニックを受講し、その競技のスポーツトレーニングプログラム(日常プログラム)に10時間(5回)以上コーチとして参加した方が、その競技の認定コーチの資格を得ることができます。 ※コーチクリニックをまだ受講していない方も日常プログラムに参加できますが、その開始前に、スペシャルオリンピックスについての説明の機会を設けています。

 

さ行

知的障がいのある人達に、日常的なスポーツトレーニングと、その成果の発表の場である競技会を、年間を通じて提供し、社会参加を応援する国際的なスポーツ組織です。
世界175ヵ国以上に拡がるスペシャルオリンピックスの本部組織。アメリカ・ワシントンDCに本部を置き、理事長は創始者ユニス・ケネディ・シュライバーの息子ティモシーシュライバーです。
1994年にスペシャルオリンピックス国際本部の認証により、ナショナルプログラム(国内本部組織)として設立。2001年5月17日、特定非営利活動法人(NPO法人)として認証を受け、2006年には国税庁より税制優遇を受けられる認定NPO法人として認定を受ける。2012年3月、内閣府より公益財団法人として認定を受け現在に至る。
認定コーチで、当該競技の実績や関連資格、または相当の実働経験を有する者で、ローカルトレーナーまたは各地区スポーツプログラム委員長より推薦され、スペシャルオリンピックス日本・スポーツプログラム委員会において認定及びスペシャルオリンピックス日本スポーツプログラム委員長が委嘱した者。

 

た行

各都道府県でスペシャルオリンピックスプログラムの管理・運営を行う組織。スペシャルオリンピックス日本が都道府県単位で、組織を認証しています。
競技会や大会で、それぞれの競技の中で同程度の競技能力のアスリートが競技できるように、性別、年齢、競技能力などによってグループ分けを行うことをディビジョニングと言います。個人競技であれば各アスリート個人が、そしてチーム競技であれば各チームが、それぞれどのディビジョンで競技するかを事前に審査し、予選を行い、その結果で決勝のグループ分けをします

 

な行

全国各地で日常のスポーツトレーニングに参加するアスリートが、日頃のトレーニングの成果を発揮する全国大会。
スペシャルオリンピックス日本が認定したコーチ。スペシャルオリンピックス日本地区組織の登録会員で、コーチクリニックを受講し、当該競技種目(受講したスポーツ講義・実技)で10時間(5回)以上のスポーツトレーニングプログラムでの実働経験が有り、地区組織より申請のあった人をスペシャルオリンピックス日本が認定しています。
スポーツトレーニングプログラム以外のスペシャルオリンピックスが取り組んでいるプログラム(ヘルシーアスリートプログラム、学校連携プログラムなど)

 

は行

スペシャルオリンピックスでは、「アスリート」の家族を「ファミリー」と呼んでいます。スペシャルオリンピックスでは、ファミリーも様々な形で活動に参加しています。
アスリートの健康を増進し、競技会などで実力を最大限に発揮できるよう健診を行い、アスリート本人やコーチ、ファミリーに結果を伝えて、健康に対する意識や知識の啓蒙を行い、生活の質の向上を目指すプログラム。
アスリートのトレーニングのサポートや、事務運営はもちろんのこと、年間を通して各地区組織での競技会、イベントなど、さまざまな規模の大会、イベントなどの運営をサポートいただきます。また、拍手隊や声援隊も、重要なボランティアです。「がんばれ」や、「よくやった」の声援や拍手は、何よりもアスリートたちを励まし、やる気を起こさせてくれます。 写真撮影などの広報業務や用具の運搬、会場設営など、その業務内容もさまざまです。

 

ま行

スペシャルオリンピックススポーツルールで、アスリートは予選、決勝を問わず、全力で競技するよう求められています。これに反したアスリートは競技ルール委員会により全競技が失格となる場合があります。予選、決勝を通じて各アスリートが全力で競技しないと、予選の結果をもとに行なうディビジョニングが適正に行われず、口頭による注意を受けたり失格になる場合があります。 ※ 決勝の記録または得点が予選とかけ離れている場合(競技、種目によって基準が異なる場合あり)、口頭による注意を受けたり失格になる場合があります。 (これらの基準は当該競技の競技役員によって決定されます)

 

や行

知的障がいのある人(アスリート)と障がいのない人(パートナー)が、トレーニング・競技会にチーム(個人競技の場合は2人1組)として参加する競技形態。アスリートとパートナーは同程度の年齢と競技能力でチーム(組)を構成し、トレーニングや競技会に参加します。

 

ら行

各ブロック・地区組織で開催されるコーチクリニックのゼネラルオリエンテーション、アスリート理解、各競技の講義・実技の講師を担当し、日常のスポーツプログラムにおいては、アスリートの指導をしながらコーチ養成を行うトレーナーです。認定コーチであり、ローカルトレーナーセミナーを受講し、コーチクリニックにおいて3回以上のトレーナー実績を有した人がローカルトレーナーとして認定されます。